「0円賃貸」とは?これでオーナー、不動産管理会社、入居者、全員が幸せになる

2021年4月24日 オフ 投稿者: user32081

まず初めに、なぜ今まで「0円賃貸」がなかったのかについてお話します。

不動産管理会社が、オーナーさんの持つ物件を管理するようになったのは、1970年代にさかのぼります。

 

日本の経済は、高度成長の真っ只中。

所得は黙っていても毎年上がり、人口もぐんぐん増加していました。

 

賃貸市場は貸し手であるオーナーさんの立場が強く、どちらかというと「貸してあげる」、入居者さんは「借りさせてもらう」という関係が成り立っていました。

 

ほとんどの不動産管理会社も、入居を希望する人をオーナーさんに取り次ぐだけで、仲介手数料がどんどん入ってきたのですから、お金の流れを「管理」するだけで、皆が満足していたのです。

 

ですが、時代は変わって2005年10月に総務省は、日本の人口について「1年前の推計人口に比べて2万人の減少、我が国の人口は減少局面に入りつつあるとみられる」と発表しました。

 

このあたりから市場は完全に借り手市場に変貌していきました。

 

今では物件そのものが、明らかに供給過多なので、オーナーさん、不動産管理会社は、工夫をしなければ入居者さんが集まらなくなっています。

 

それなのに、「古き良き時代」を忘れられない、多くのオーナーさん、そして不動産管理会社は、まだ以前のままのやり方を貫こうとしています。

 

一般的に、不動産管理会社が収益を得る方法はたった2つしかありません。

 

一つは、入居者さんを紹介して仲介手数料をいただくこと。

 

もう一つは、オーナーさんの所有する不動産を管理する管理手数料です。

 

不動産の管理をしていない会社は、生き残るために必死です。

 

少しでも手数料を得ようと、ウォーターサーバーやインターネットのプロパイダーなどの、さまざまな業者を入居者さんに使っていただいて、手数料を得たり、希望する、しないにかかわらず、浄水器をつけて、家賃に上乗せしたりしていることもあります。

 

しかし、そうした手段は、オーナーさんや不動産管理会社本位で合って、入居者さんの立場に立っていないと感じます。

 

どの業界でも「顧客満足」が当たり前の時代に、こんなことをしているようではまだまだ危機感が足りません。

 

賃貸住宅の全国の空室率の平均は、2013年には19%。

 

東京は、最も低い沖縄に次いで16%にとどまっていますが、秋田ではおよそ20%も空き室があります。

 

これは5件に1件が空室ということです。

 

10室のアパートだったら、2部屋は、誰も住んでいない計算になります。

 

ワンフロアに10室ある10階建て全100室のマンションだったら、1階から2階までが、すべて空室ということです。

 

また、秋田県はいち早く、高齡化が進み、2013年の統計では、高齢化率は日本全国で1位の31.6%となり、3人に一人が65歳以上です。

 

このように、今後の日本が成り行く姿を、先んじて体現しているのが秋田県です。

 

その他で、不動産管理会社をどうやって経営していったらいいのかを考えるのは、これからの日本で不動産管理会社がどうあるべきか、模索することにつながります。

 

小手先の手数料ビジネスではなく、もっと根本的に別の仕組みをつくらなければないのです。

 

そして、これまでのように、オーナーさん、不動産管理会社が主体となるのではなく、オーナーさん、入居者さん、そして間を取り持つ不動産会社、すべてが幸せになれるシステムはできないのでしょうか。

 

そうやって、必死で考え続けて生み出されたのが「0円賃貸」なのです。

 

 

ではその「0円賃貸」とはどんなものなのでしょうか?

 

「0円賃貸っていったい何?」

と、よく聞かれます。

 

「0円賃貸」は、近年よく見かける、「敷金ゼロ」「礼金ゼロ」物件とはまったく別のものです。

まず「敷金ゼロ」とうたわれている場合ですが、確かに通常1~数カ月分の家賃に相当する敷金を、入居時に払う必要はありません。

 

ただし、これは退去時に、住んでいた部屋を「入居したときの状況に、原状回復しなくていい」ということではないのです。

 

万が一、設備の損傷などがあった場合には、入居者は別途、支払わなければなりません。

 

また、「礼金ゼロ」の場合も、礼金を払う必要はありません。

 

そもそも礼金は、以前は部屋を借りる人が、オーナーさんに払うものでした。

 

しかし近年は、供給過多による空室期間の長期化を背景に、入居者さんからの礼金を0円にして、「自分の物件に入居者を紹介してくれたお礼」として、オーナーさんが不動産管理会社に「入居促進費」という名目で、払うようになっています。

 

ですから、入居者さんには「お得」に見えても、実際はオーナーさんの負担が増えているのです。

 

これでは、オーナーさん、不動産管理会社、そして入居者さん、全員が幸せになるシステムとは言えません。

 

「0円賃貸」は、敷金、礼金はもちろん、退去時の原状回復費も0円です。

 

また、火災保険や24時間駆けつけサービスも0円です。

 

さらには、家賃保証料と呼ばれる滞納家賃の保証料も0円。

 

場合によっては、オーナーさんに、一定のリフォーム費用も提供します。

 

ここまですべて0円になっているのが、「0円賃貸」なのです。

 

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