空き家に投資して家賃をオーナーと分割する新たな不動産投資の実例【京都・大阪編】
2021年5月9日【空き家不動産投資-京都の物件例】
僕が手掛けた空き家不動産投資の代表的なものを紹介しましょう。
まずは京都の例から。
京都で再生した物件の多くは、平屋や長屋、中二階のある二階建ての家屋です。
平屋は一階建ての住居のこと。
長屋も一階建てですが、玄関を別とする複数の住戸が壁を共有して連なり、棟を形成している共同住宅を指します。
平屋の間取りは2~3の部屋と台所・トイレが付いて、建坪7~8坪、長屋は各住戸4~5の部屋と台所・トイレが付いて、1棟で15~20坪といった感じ。
どちらも風呂は付いていません。
中二階の物件は京都ならではの住居です。
玄関を入ると細長い土間と台所になっていて、一階に和室が2つくらい。
和室の奥にはちょっとした箱庭があり、そこにトイレが設置されています。
そして、急な階段を上がると中二階に和室が1~2つくらいあり、建坪は10~15坪といった感じ。
こちらも風呂は付いていません。 あくまでこれは代表的な例で、間取りや坪数は物件によって異なります。
また、平屋や長屋、中二階家屋以外にも、普通の戸建てやビルなども手掛けています。
家賃収入も物件によって異なります。
京都市内に建つ空き家を例にとると、周辺の家賃相場が8万円くらいなら、古さを考慮して4万円くらいで貸します。
相場の半分ですから、入居者にとってはうれしいですよね。
なお、家賃はオーナーと僕で基本折半ですが、ほとんどリフォームが必要なかった場合はオーナーの取り分が多くなるなど例外はあります。
<京都の物件一覧>
▲京都市南区
有名な東寺の真裏にたたずむ隠れ家。3DKの平屋。築年数不詳(戦前)、家賃6万5000円(うちオーナーに2万8000円支払い)。内挿はボロいまま。ひのき風呂をつくって一点豪華主義。
▲京都市上京区
神社仏閣が集中する京都らしいエリア。3K、中2階建て。築年数不詳(戦後すぐ)。家賃3万8000円(うちオーナーに1万9000円支払い)。なんと、家の壁がなかったが(隣の家の塀が見える状態)、「あなたの思い通りの壁が作れますよ!」とPRする。
▲京都市北区
鴨川と大文字山が見える高級住宅街。5LDK、2階建て、築85年。家賃9万8000円(うちオーナーに9万円支払い)。「こんな場所に賃貸で住めるなんて!」と相当驚かれた芸術系の大学教授が入居。
▲京都市南区
京都駅から徒歩圏内の便利すぎる立地。6K、2階建て、築55年、家賃3万8000円(うちオーナーに3万円支払い)。傾いて崩壊しそうな雰囲気があったが、中に入ってしばらく滞在すると慣れてくる。
【空き家不動産投資-大阪・兵庫・岐阜の物件例】
次に大阪や兵庫、岐阜の例。
この地域で再生した物件は、すべて戸建てです。普通の二階建ての一軒家を中心に手掛けています。
間取りは1LDKから7LDKまでさまざまあり、建坪は10~40坪程度。
バス・トイレは完備されています。
家賃は、周辺の相場を踏まえて物件ごとに決めています。
相場より安く設定しているのは、京都の物件と変わりません。
だいたい3~6万円台の範囲で家賃を設定して います。
ただ、大阪の場合は家賃をかなり安くしています。
これは僕の感覚ですが、大阪は激安文化が根付いているためか、自分が格安だと思って設定した家賃が通用しないケースがあったからです。
<大阪の物件一覧>
▲大阪府東大阪市
細長い家が集中する下町。6DK、2階建て。築52年。家賃4万2000円(うちオーナーに1万5000円支払い)。ひたすら掃除とゴミ処理をして、綺麗な物件に変身!
▲大阪府大東市
大阪郊外のベッドタウン。3K、2階建て、築46年。家賃4万5000円(うちオーナーに1万円支払い)。全体が汚かったので、家具。下殿を起きまくって貸し出しに成功!
▲大阪市淀川区
構造死帯の中。5K、2階建て。築75年。家賃6万5000円(うちオーナーに1万円支払い)。塗って塗って塗りまくったペンキハウス。
▲大阪府枚方市
大学の隣で学生が多い。3LDK、2階建て。築38年。家賃3万4000円(うちオーナーに8000円支払い)。風呂・トイレ・下水道なしで大苦戦。リフォームにかなりのお金をかけてしまった。
【まとめ】
いかがでしたか。
空き家を賃貸にして元のオーナーと家賃を分割する新たな不動産投資について、教徒と大阪の事例を中心にお話ししました。
空き家はいまや国の問題にもなっています。
その空き家をオーナーと一緒に投資するビジネスは、言ってしまえば社会貢献の枠にも入ります。
そんな空き家不動産投資ビジネスですが、やはりデメリットも・・・!
それは、空き家が空室になってしまい赤字になる点。
実際、京都や大阪の物件のなかでも、空室になっている空き家が約1割あります。
そんなときは、いったいどうしたらいいのでしょうか。
打開策として、僕が行っている方法が不動産売却という選択枝です。
空き家を賃貸ではなく、売却することで、自分の手元から手放し処分していきます。
そして、不動産売却するときにいつもお世話になっているのがイエイ。
イエイは、セカイエ株式会社が運営する不動産一括査定サイトです。
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いつも僕を手助けしてくれるイエイ。
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